2006年12月14日

yahoonewsTTR のやっつけ修正

(2007/01/13)

2007年 1月 8日の Yahoo! ニュースの仕様変更に対応した yahoonewsTTR.rb の修正版を tsune さんが ZAUUP にアップロードしてくださいました。ありがとうございます。詳しくは 『Linux Zaurus Notes: yahoonewsTTR の修正版』 をご覧ください。


2007年 1月 8日に Yahoo!ニュースの仕様変更があり、ここに置いてある僕が修正した yahoonewsTTR の修正版では記事が取得できなくなっています。

Yahoo! ニュースの仕様変更だと思うのですが、昨日の昼ぐらいから yahoonewsTTR で記事が取得できなくなってしまいました。使えないと困るのでとりあえず修正してみました。Ruby 初体験かつ力不足で全然ダメダメですが、とりあえず

  • 通常の取得のみ。「お好み取得」は不可
  • 「個別設定」は不明。
    ※2006/12/27 追加修正
  • タイトルに <title> と </title> が含まれてしまう
    ※2006/12/15 追加修正
  • 画像ありの記事で、画像が取得できないものが結構ある
    ※2006/12/18 追加修正

というところまでは出来ました。しばらくはこの状態でしのぐつもり…。早く修正版が出ないかなぁ…。

ライセンスは GPL ということなので、とりあえず修正したファイルを置いておきます。/home/QtPalmtop/bin/yahoonewsTTR.rb を以下のものと差し替えます。

もしお使いになる場合は、自己責任でお願いします…。

(追記)
ラベル:Ruby/Qte
posted by ハコ at 00:41| Comment(40) | TrackBack(2) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月13日

KeroPlayer

ザウルスで動作するポッドキャスティング・プレーヤーです。Ruby/Qte で作成されています。RSS からエントリ情報を取得してリスト表示・再生することができます。以下のパッケージを順にインストールします。

インストール後、/mnt/card/Documents/podcast/kerolist.txt を以下の内容で作成します。

# 行頭が#はコメント行です。
# 空行は作らないでください。
# ケロログ以外はRSSのファイルまでURLで指定してください。
http://nikkei.hi-ho.ne.jp/podcast/kiku4.xml
聴く日経 日本経済新聞 総合版
http://nb.nikkeibp.co.jp/free/podcast/index2.xml
日経ビジネス オンライン Podcast
# 最終行の最後は改行

Podcast のエントリ情報となる RSS の URL と、そのタイトルを並べて記述、という感じです。空行を作らないことと、最終行の行末は必ず改行しておくこと。

起動後、【設定】 ボタンを押して、各種設定を行ないます。【音声ファイルの保存場所】 を 【SDカード】 に変更しました。その他の設定は必要に応じて。

設定完了後、【情報取得】 ボタンでエントリ一覧を取得。エントリ一覧から聴きたいエントリをタップすると再生が始まります。ストリーミングで聴くこともできますし、ダウンロードしておいて聴くこともできます。ストリーミングとダウンロードの切り替えはモード・ボタン(起動時に 【Play One】 となっているボタン)で行ないます。

keroplayer.png

僕は "DL One" モードで聴きたいものをダウンロードしておいて、移動中に聴いています。

/home/zaurus/Settings/keroplayer.conf に video=yes を追加すると、ビデオ・ポッドキャストが視聴できるようになります。ただしダウンロード後の再生のみで、ストリーミング再生は不可です。モードを "DL One" に変更してからダウンロードし、"Play One" に変更してから再生します。

ビデオの再生時の mplayer のオプションが僕の環境では最適ではなかったので、/home/QtDesktop/bin/keroplayer.rb の 67行目付近を以下のように変更しました。

else    # SL-C[78]?0
    $videoOpt = '-quiet -fs -framedrop -double -dr -af resample=44100:0:0 -vo w100'

オプションをいじっても、再生するにはキビしい動画が多いですね…。視聴に耐えない場合は諦めています。

僕がよく使うキー操作をまとめておきます。

キー 機能
G 情報取得
P 動作モード切替
O サイト一覧にフォーカス切替
[Fn] + [↑] 音量変更(大)
[Fn] + [↓] 音量変更(小)
[→] 30秒早送り
[←] 30秒巻戻し
[OK] or [Enter] 再生/ポーズ/ダウンロード開始
[OK] or [Enter] サイト一覧にフォーカスがある時、
エントリ一覧へフォーカス切替
ラベル:Podcast Ruby/Qte
posted by ハコ at 13:56| Comment(0) | TrackBack(1) | ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月12日

qpPhoto

ザウルスには標準で「イメージノート」というペイント・ソフトウェアが搭載されていますが、大きい画像が扱えなかったり、ペイント機能が貧弱で、良くも悪くも標準品です。代替品を探してみたところ、qpPhoto というペイント/レタッチ・ソフトウェアがありました。以下のアーカイブをダウンロードし、解凍して得られるパッケージをインストールします。

上記の 1.0.3 は、"modified for C3x00" だそうです。作者の Edgar Hindemith さんのサイトには、1.0.2 までしか置いていませんでした。

試しに 1280×960 の JPEG を 640×480 にリサイズしてちょっとペイントしてみました。

qpphoto_1.png

qpphoto_2.png

リサイズはほんの一瞬(2〜3秒)で完了。動作は軽快だと思います。機能はそれなりに揃っていて、矢印を描いたりテキストを描いたり(日本語可)できます。写真に説明書き入れたりなど簡単にできそうです。他にも、明度調整、フィルタ(ブラー、シャープ化、エンボス)、上下左右反転や回転があり、出先でちょろっと加工するぐらいなら十分使えそうです。

敢えて難点を挙げるとすると、

  • 起動時に本体および SD カードにある画像を全て検索するので起動が遅い
  • ファイルを開く際の選択画面で、ディレクトリ選択が出来ず、全画像の一覧から選択しなければならない
  • サムネイル表示機能が無い
  • 編集中にファイルを開くと、編集中のファイルが勝手に保存される
  • 拡大・縮小がパーセント指定でできない

といったところです。運用でカバーできる範囲だと思います。

ラベル:画像編集 Qtopia
posted by ハコ at 19:01| Comment(2) | TrackBack(1) | ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月11日

海外のサイト (テーマ&壁紙、リンク集、開発コミュニティ)

zaurus.spy.org
主に海外サイトのリンク集っぽい。量が膨大なので、時間があるときにチェックしてみたい感じです。
zaurusthemes.biz
早速上記の zaurus.spy.org で見つけた、ザウルス用のテーマや壁紙があるサイトです。
OESF (Open Embedded Software Foundation)
オープンな組み込み系ソフト開発コミュニティのサイトです。ほとんどがザウルスの話題のようです。Qtopiadesktop の情報を探していて見つけました。 Unofficial Zaurus FAQZaurus How-To Docs は読み応えがありそうです。C860 Customizations も楽しそう。
ラベル:サイト
posted by ハコ at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | リンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Java の実行環境

ザウルスで動作する Java プログラムは、いろいろと存在しています。SL-C860 には、Java の実行環境として J2ME が最初からインストールされており、付属 CD-ROM にそのパッケージが収録されています。ところが、最近のザウルス(所謂 4桁機)には Java はインストールされておらず、別途パッケージを拾ってきてインストールする必要があります。また、C 系初代の SL-C700 では、J2ME ではない Java 実行環境がインストールされています。

以下に、それぞれの Java 実行環境についてまとめてみました。

機種 実行環境 バージョン 備考
SL-C700 Insignia Jeode 1.10.7 標準添付。
[→ ダウンロード]
SL-C750 J2ME 1.0-fcs-b25 標準添付。
[→ ダウンロード]
SL-C760
SL-C860
SL-C1000 J2ME 1.0_ea4-b18 Sum Microsystems 社のサイトから入手。非・標準添付。
[→ ダウンロード]
SL-C3000
SL-C3100
SL-C3200

以下の URL によると、各実行環境には微妙に相違があるようです。

余談ですが、cvm (仮想マシンの起動コマンド) のタイム・スタンプを見ると、Sun Microsystems 社のサイトからダウンロードできる J2ME より、SL-C750/760/860 標準添付の J2ME のほうが新しいようです。

各実行環境の相違により何らかの問題が起こるまでは、とりあえずは標準でインストールされている状態で使ってみようと思います。

参考リンク

ラベル:java J2ME jvm
posted by ハコ at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バッククオートの入力

[Shift] + [-] でバッククオートが入力できます。
posted by ハコ at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月08日

スペシャルカーネル v14i

ザウルスには、スペシャル・カーネルというものが存在します。シャープが公開しているカーネルのソースを元に、有志の方々が様々な改良を加えたものです。CPU クロックを上げたり、バッテリー残量が細かく表示されるようになったりと、数多くの利点があります。反面、スペシャル・カーネルへの入れ替えは、ある程度の危険が伴いますし、もちろん自己責任です。何が起こっても文句は言わない、当たり前のことです。

手順は大きく分けて

  1. NAND (内蔵 Flash ROM) のバックアップ
  2. スペシャル・カーネルへの入れ替え
  3. 必要に応じてモジュールをインストール

となります。機種ごとに操作手順や使用するファイルが異なります。以下は SL-C860 での手順です。

1. NAND のバックアップ

以下の手順で NAND をバックアップします。

  1. Service Menu を表示
    1. 電源をオフにしてバッテリと AC アダプタを外す
    2. [D] キー および [M] キーを押しながら、AC アダプタをつなぐ
  2. FAT でフォーマットした 256MB 以上の SD カードを入れる
  3. Service Menu の 3ページ目の "1. NAND Flash Back Up" を実行
  4. "Backup . . . OK" というメッセージが表示されたら終了

2. スペシャル・カーネルへの入れ替え

  1. FAT でフォーマットした 64MB 以上の SD カードに以下のファイルをコピーする
    • consolescroll
    • updater.sh.c860
    • zImage (zImage-v14i-C860.bin を zImage にリネームする)
    • 重要 : 上記 3つのファイルしか SD カードに無いことを確認する
  2. SL-C860 本体のデータなどをバックアップする(任意)
  3. 電源をオフ
  4. 1. で用意した SD を挿入する
  5. AC アダプタをつなぐ
  6. メンテナンス・メニューを表示
    1. バッテリ蓋のロックをはずす。
    2. [Fn] キー および [Home] キーを押しながら、バッテリ蓋のロックを入れる。
    3. 充電ランプ(オレンジ色)が点灯していることを確認してから、[Fn] キー および [Home] キーを離す。
    4. [OK] キーを押しながら電源をオン
  7. メンテナンス・メニューの "4.アップデート" を選択
  8. "3.SD" を選択し、"はい(Y)" を選択してアップデートを実行
  9. "Please reset" というメッセージが表示されたら、アップデート完了
  10. 続いて、以下の操作を行なう
    1. 前述 6. の 1. から 3. まで
    2. 電源をオン
      重要 : シャープのサイトの説明 ([OK] を押しながら電源をオン)とは異なる操作です。完全消去はしません。

以上で、スペシャル・カーネルで起動するようになります。起動時、ペンギンが表示されたりして、Linux っぽい起動画面になります。

3. 必要に応じてモジュールをインストール

特に不都合は無さそうですが、以下のモジュールもインストールしておきました。


とりあえず、CPU クロックと ATI W100 FASTSYSCLK を上げてみました。

$ su
# echo 162 > /proc/cccr_change
# echo 100 > /proc/driver/w100/fastsysclk

その効果ですが、動作のもたつきが解消されたように感じます。動画の再生もスムーズになりました。個人的には 「入れ替えてよかった!」 という感じです。

必読リンク

(追記)
posted by ハコ at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MPlayer + ZPlayer

MPlayer は、Linux 用の音声・映像プレーヤーで、ザウルスへ移植されています。ZPlayer は、MPlayer のフロント・エンドです。

MPlayer は機種ごとに最適化が行なわれているので、インストールするパッケージが機種によって異なります。SL-C860 では、mplayer-bvdd のみでOKです。最新版は 1.2.0 が最終版としてリリースされていますが、flv 形式の再生が激重(本家 MPlayer の影響のようです)になってしまっています。flv 形式の再生速度は YouTube の動画を見るときに重要ですので、一つ前のバージョンをインストールすることにしました。以下のパッケージを順にインストールします。

  1. SD : mplayer-bvdd_1.1.5-1_arm.ipk (@"MPlayer - atty.skr.jp")
  2. 本体 : zplayer_0.1.1_arm.ipk (@"ZPlayer - Trac")

【ツール】 → 【設定】 → 【MPlayer】 の 【オプションを追加する】 にチェックを入れて、以下のオプションを追加します。

-af resample=44100:0:0

主に、ゴニョゴニョでゴニョゴニョした動画を再生するのに使っています。320×240, 15fps ぐらいなら、全画面で普通に再生できています。僕は画質にはあまり頓着しませんので、満足、満足。DVD から変換して再生とかもしてみたいですね。

僕がよく使うキー操作をまとめておきます。

ビデオ再生中の操作

キー 機能
[OK] or [Enter] 再生または一時停止
[Cancel] 停止
[→] 10秒早送り
[←] 10秒巻戻し
[Shift] + [→] 1分早送り
[Shift] + [←] 1分巻戻し
[Ctrl] + [→] 5分早送り
[Ctrl] + [←] 5分巻戻し
[↑] 音量を上げる
[↓] 音量を下げる
2 明度を上げる
1 明度を下げる
O OSDの表示切替
ラベル:Qtopia 動画
posted by ハコ at 15:29| Comment(8) | TrackBack(0) | ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

EBt lite

ザウルスで動作するメモ帳です。Ruby/Qte で作成された EBt を C++ で作成しなおされたものが EBt lite です。「メモ帳」 といっても、アイディア・プロセッサにのように、メモ間でリンクを自由に張ることができます。また、他のデータ・ファイルへのリンクを張ることもできます。メモの新規作成時には EBt lite が自動的にリンクを張ってくれますので、利用者がメモの管理に悩まされることはありません。普段使いの「メモ帳」として活躍してくれるソフトウェアです。以下のパッケージをインストールします。

EBt lite の概念に慣れるまで多少時間が掛かりましたが、判ってしまえば便利さを実感できます。とにかく思いついたときに新しいメモを作って打ち込んでおいて、後で関連する項目にリンクを張るだけ。メモの暗号化が個別に可能というのも非常に便利。

ebt_lite.png

ちなみに、作者さんの使い方が非常に参考になりました。

(余談)
EBtW という Windows で動作する EBt データのエディタが開発されていて、現在、ベータ・テスト中です。Windows でも編集できるようになると、ますます便利になりますね。

(追記)
ラベル:Qtopia
posted by ハコ at 12:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月07日

qpe-embeddedkonsole-ja 日本語入力欄付きワイド版

標準でついている 「ターミナル」 は、使えなくもないですが、良くも悪くも標準品。ということで、より広い画面が使えて標準の日本語 IM での入力も可能な qpe-embeddedkonsole-ja 日本語入力欄付きワイド版をインストールすることにしました。ターミナル上で CUI アプリケーションを使うのであれば、必須とも言えるソフトウェアだと思います。以下のパッケージをインストールします。

インストール後、以下の内容で ~/.inputrc を作成します。コマンドライン上で日本語を入力するために必要です。

set convert-meta off
set meta-flag on
set output-meta on

上記の設定で、GNU readline を使っている bash (標準のシェル)では日本語が入力できるようになります。

konsole.png

各種機能を使うためのキー操作は、以下の通りです。

キーなど 機能
[Fn] + Q メニュー表示(フォントやカラーなどの設定)
[Fn] + 5 新しい端末画面を開く
[Fn] + 1 端末画面の切り替え
[Fn] + 2 フルスクリーン表示
[Fn] + A クリップボードから貼り付け
スタイラスで文字列選択 クリップボードへコピー

(余談)
SIP 経由(QPOBox など)で日本語入力を行なうのであれば、日本語入力欄無しの qpe-embeddedkonsole-ja ワイド版 を選択すれば、より広い画面が使えます。

ラベル:Qtopia コンソール
posted by ハコ at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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