2007年03月30日

LAN 経由でシンクロ

ノート PC に coLinux を入れて TAP で接続するようにしたため、ノート PC が DHCP の環境ではなくなりました。それを機に、以前から気になっていた LAN 経由でのシンクロを設定してみました。

方法としては、

  1. Windwos 側の NIC に 192.168.129.1 を追加で割り振る
  2. ザウルス側の NIC に 192.168.129.201 を追加で割り振る

という至極簡単なものです。まず Windows 側で、該当する接続のプロパティから 【インターネット プロトコル (TCP/IP)】 → 【詳細設定(V)】 → 【IPアドレス(R)】 の 【追加(A)】 で、192.168.129.1 を追加します。僕の場合は、ローカルエリア接続と TAP-Win32 をブリッジ接続しているので、ネットワーク・ブリッジに対して上記の設定を行ないました。

次に、ザウルス側で以下のコマンドを実行します。

$ sudo ifconfig eth0 add 192.168.129.201

以上で設定は完了です。ザウルス側は、NIC の取り付けのたびに毎回入力するのが面倒なので、/etc/pcmcia/network の該当部分に以下の記述を追加しました。

    start_fn $DEVICE        
    /etc/rc.d/init.d/samba start
    ifconfig eth0 add 192.168.129.201 ←(追加)
    ;;                      

で、ここからがハマりました。ザウルス側からシンクロさせようとしても、Windows 側は無反応。ザウルス側では 「通信が中断されました」 とエラーが表示されるばかり…。ping を双方から打って確認してみたり、ブリッジを外してみたり、IP アドレスを変更してみたり、ザウルス側を固定 IP アドレスにしてみたり…と試行錯誤してみましたが、全然ダメ。

ふと、「Windows 側からシンクロを起動できなかったっけ?」 と思い立ち、試してみたら見事成功。盲点でした…。ということで、以後はシンクロ開始用のショートカット(【Sharp Zaurus 2】 → 【Intellisync for Zaurus】 → 【シンクロナイズ開始】)にショートカット・キーを設定して、シンクロを開始させるようにしました。

LAN 経由でのシンクロは思っていた以上に快適です。

ラベル:Intellisync
posted by ハコ at 14:19| Comment(1) | TrackBack(1) | PC連携 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月27日

PC のデータをザウルスへ

外出先で参照するであろうデータは、なるべく PC からザウルスに入れるように習慣付けています。PIM 以外で僕がザウルスで参照するデータは、主に以下の 4種類。

  1. プレーン・テキスト
  2. ローカルに保存した WWW
  3. 自分で作成した PDF
  4. 地図や写真などの画像

プレーン・テキスト

ザウルス側に /mnt/card/Documents/memo.txt というテキスト・ファイルを作成しておき、そのショートカットを PC 側に置いておきます。必要そうな情報があったときは、PC 側で memo.txt を開いて貼り付けます。一番お手軽です。

保存しておきたい情報の場合は、後で memo.txt から EBt lite などに写します。

ローカルに保存した WWW

「あ、このページ、外出先で見るかも」 … というケースが意外と多いのですが、その場合、ファイルの管理が簡単なので MHTML 形式で保存するようにしています。

僕は PC では FireFox を常用していますので、IE Tab (日本語版) を使ってレンダリングエンジンを切り替えてから、[Ctrl] + S で保存します。

保存した mhtml 形式のファイル (*.mht) は、/mnt/card/Documents/Web_Files/ に放り込んで、NetFront で閲覧します(NetFront の 「ページメモ」 というのは、mhtml 形式です)。このためだけに NetFront を使っているといっても過言ではありません…。

(余談)
最初は mhtml 形式への保存に MAF を使っていたのですが、どうも IE とは互換性が無いような感じです。

自分で作成した PDF

印刷結果を見たい場合や、綺麗なフォントで見たい場合は、『クセロ PDF』 を使って PDF を作成しています。作成した PDF は、qpdf2 のディレクトリ・ブラウザで開くときに便利なので /mnt/card/Documents/PDF_Files/ というフォルダにまとめて放り込んでいます。

地図や写真などの画像

WWW などから保存した地図や画像は、/mnt/card/Documents/Image_Files/ に放り込んでいます。

コピー先のショートカット

shortcut_folders.png

PC からザウルスにコピーする作業を簡単にするために、

  • /mnt/card/Documents/memot.txt
  • /mnt/card/Documents/Web_Files/
  • /mnt/card/Documents/PDF_Files/
  • /mnt/card/Documents/Image_Files/

などへのショートカットを集めたフォルダを PC 側に作って、デスクトップに置いています。また、そのフォルダへのショートカットをスタート・メニューに登録し、ショートカット・キーとして [Ctrl] + [Alt] + F を登録しておきます。ザウルスにデータをコピーしたい場合は、[Ctrl] + [Alt] + F を押してフォルダを開き、目的のフォルダに Drag & Drop でコピー、という感じで省力化しています。

ラベル:mhtml PDF Windows
posted by ハコ at 18:59| Comment(4) | TrackBack(1) | PC連携 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月30日

PC 連携ソフトウェアのインストール

SL-C860 を購入後、まず、PC(Windows) 用のソフトウェアを付属 CD-ROM からインストールしました。ザウルスと PC を連携させるための以下のソフトウェア一式がインストールされます。

  • ザウルス通信マネージャー
  • ザウルスドライブ (単なる Samba 経由のフォルダ・ショートカット)
  • ザウルスショット (写真を取るように画像やテキストを取り込める…らしい)
  • バックアップ/リストア
  • Intellisync for Zaurus (Outlook との同期)
  • USB デバイスドライバ (NDIS)

インストール時、「通信方法の選択」 では 【USB接続 (ネットワーク) 】 を選択し、その他はデフォルトのまま。「ザウルスショット」は使うつもりも無かったのですが、とりあえず入れてみました。僕が利用している Windows 機には、予め Outlook 2000 (いまだに 2000…)が入っていましたので、これで準備OK。あとは付属の USB ケーブルでザウルスと PC を繋いでシンクロさせるだけ。とか書いていますが、実は結構戸惑いました…何でだろ?こう書いてみると単純なのですが…僕のリテラシー不足のような気がします。

ザウルス通信マネージャーの設定画面

「ザウルスショット」は 2, 3度使ってみましたが…僕はあまり有用性を感じなかったので、スタートアップへの登録を即刻削除しました。

蛇足ですが、SL-C860 からは、USB ストレージとして Windows から認識可能です。ザウルス側の 「PC リンク」 で、【接続方式】 を 【USBストレージ方式】 にすれば、Windows からデバイスドライバ無しで記憶領域(SD カードなど)にアクセス可能です。まだこの機能の恩恵を受けたことがないのですが、デバドラ無しでもアクセスできる、というのは有難いですね(付属のケーブルが必要ですが)。

ラベル:Windows Outlook samba
posted by ハコ at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | PC連携 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする